赤帽札幌・軽トラブログ

2024.3.13

目指すは札幌市から200㎞先にある小さな町。

ここの町に午前8：00着で荷物を下ろす予定で札幌市をスタートした。

まだ夜が明けぬ午前4：00、トイレタイムで恵庭の道の駅「花ロード恵庭」で赤帽車を

止めてトイレタイム。

広い駐車場には数台の乗用車とトラックが止まり休憩か睡眠をとっているとみられエンジン音があるもののシーンと静まり返ってる。

トイレから車に戻りさあスタートと思いキーをひねる。

あれ？

もう一度ひねる。

はあ？

エンジンが始動しない！

3回目、

やっぱりだめだ。

バッテリーは交換したばかりだし、電気は通っているのでバッテリーではないだろう、セルモーターが回らず状態。

スターターの不具合だろう。

さあ、どうしようか。

考えてもしょうがないので会員になっているJAFを呼ぼう。

電話をすると「30分ぐらいで向かいます」と。

その連絡とともに真夜中だが荷主にも一応連絡をして状況を説明しておいた。

JAFに電話をかけたのは4時03分、到着したのは4時33分、なんと本当に30分だ。

スタッフに見てもらったところやはりスターターの不具合の可能性が大きいとのことで応急処置的にエンジンが始動した！

しかし、応急処置的に始動したまでのことであって直ったわけではない、なのでエンジンが切れるとまたかからなくなる。ここの道の駅から目指す小さな町まではまだ170㎞先だ。

担当のJAFスタッフが言った、

「あっち方面はよく行くけどね、向こう（の小さな町）にはJAFはいないので苫小牧か千歳から向かうことになるので向こうでなにかトラブルがあったらJAF救助を頼んでもすぐには行けないよ、もし札幌方面で作業してたらそれが終わってから向かうからなおさら時間がかかって5時間、6時間待ちは当たり前だわ」。

恐ろしい言葉に聞こえた。

何事もなければ午前8：００着には十分間に合うがエンストしたら終わりだ。

作業スタッフの「気をつけて！」の言葉をもらい道の駅「花ロード恵庭」を後にした。

 

赤帽車は４WD５MT、そう、マニュアル車だ。

途中エンストしたらもう終わりだ。スターターの不具合ならもしエンジンが切れても「押し掛け」すればエンジンは始動するはずだが朝っぱらからだれが押してくれるだろうか。

そう思いながら青信号からのスタート、途中のトイレタイムはエンジンかけたまま、これを気にしながらもの～んびりと走ること3時間、

着いた！

そしてエンジンが掛かったままで荷物を下ろし完了した。これで荷物配送責任を果たしたかと思うとホッとした。

よくよく考えてみると恵庭でトラブルが起きてよかったなと。

これが田舎まで行ってトラブルが発生したら救助に時間がかかり時間指定に間に合わなかったかもしれない。

安堵した。

 

あとは自分の問題だ。でもこれからエンスト注意で札幌まで延々と200㎞を走らなければならないと思うと気が滅入る心境だが気合を入れて札幌市まで辿り着きいつもお世話になっている整備工場に飛び込んで見てもらった。

結果、

スターターそのものに異常はなく配線が腐食で断裂していたのが原因だった、北海道は冬時期に雪を解かす融雪剤で金属の腐食が進みその影響ではないかとのことだが、まったくその通りだと思う。

 

ま、とにかく荷主にも荷受側にも迷惑をかけることなく済んだのが幸いだった。

 

赤帽開業してからJAFに3回お世話になってるなぁ。

 

気をつけないと。