赤帽開業してから半年から１年が経過したぐらいのときだろうか、赤帽本部に毎日空車申し込みをして仕事の順番待ちと同時に引越しチラシを作って毎日１００～３００枚ぐらい単身部屋のアパートにポステイングをしては少しでも自分で仕事を取ろうと必死だった。

赤帽仲間からの依頼もありがたく受けていたがそれだけでは満足することなく自分でもホームページを立ち上げた時期でもあった。

そしてポステイングで初めて受けた仕事が札幌市北区から豊平区までの女性の単身引越しだったことを今でも鮮明に覚えている。

発地は４階建てアパートの３階部屋で冷蔵庫や洗濯機、タンスなど単身用ではあるが一通りの荷物がありこれは２台分かもしれないと内心思ったがトラックに積み込んでみると満載状態で受ける赤帽によっては２台作業だろう。

赤帽仲間からの誘いや本部斡旋の引越しなど経験はあったが、そこはまだまだ不慣れな１年生といったところ。積み方もろくにわからず積んでは下ろして積み直しての繰り返しだったような記憶がる。それでも依頼女性の手伝いを受けてなんとか積み込んだのを今でもなんとなくではあるが覚えている。

着地はアパート３階で着いてから依頼女性は発地の積み込みに疲れてしまったのか友達をこれから呼ぶので待ってほしいとのことでお友達到着後に作業開始して無事に完了した。

初めて自分で受けた仕事はうれしかったのと緊張したのを今でも覚えている。

これからは引越しを主として赤帽を歩んでいこうと決意した時期だったかもしれない。