赤帽と家族③

2019.11.5

正式に赤帽札幌支部の組合員となり、車両も納車されていよいよ明日から営業できることになりましたが、当然仕事はありません。

赤帽札幌本部からの斡旋が頼りとなりますが、仕事の申し込みをしたからといってすぐにありつけるわけでもないのです。その日の本部の仕事の本数以上に斡旋を希望する組合員がいると順番待ちとなります。朝から夜まで待っても仕事にありつけないこともめずらしくはありません。当時は不景気のどん底ですから。

それでも焦らず冷静に構えてましたね、思い出してみるとその当時はどうにかなるだろうとでも思っていたんでしょうかねえ。

その後半月ぐらいしてから他の組合員から電話がかかってくるようになりました。

まさに仕事の依頼です。

赤帽は個人事業主で車1台カラダ1つでやってますので2台分、3台分の荷物量の仕事を取ったときはは1人では対応できないのでだれかを呼ばなければなりません。又、自分で仕事を取ったはいいけど急用などが重なったときなど代わりにだれかにやってもらわなければなりません。

そのようなときの要員として連絡がくるようになりました。ぜんぜん知らない組合員からの電話も随分いただき助かりました。なにぶん仕事しないとその日の収入はゼロですから。

 

自分では仕事は取れないのでこんな感じで他の組合員から仕事をもらったり、札幌本部で斡旋の順番待ちしたりで1年ぐらいこんな生活をしてましたね。

生活できる収入はありました、食べていけましたよ。太ったし。

 

家族はかなり戸惑ったと思います。早朝に出ていったり、夜中に出ていったり、朝帰ってきたり、突然「これから北見に行ってくるわ」、「これから釧路に行くわ」、こんなことが日常になるわけですから何かと大変だったと思います。今はもう慣れてるかな。

さあ、これから家族そろって晩飯だって食卓についた途端に連絡が入りちょっと函館に行ってくるなんてことは今でも普通にあること。

誤解がないように言っときますけど赤帽の仕事は強制ではありません、「できますか?」「どうですか?」という言い方をされますのでやるかやらないかは本人の自由なのです。会社の一員ではありません、あくまでも個人事業主なので。

「~しなさい」と言われることはありません。命令形はありませんのでその仕事を受けるかどうかは自分次第ということです。

 

気楽、気楽。

 

今でこそ仕事を選ぶことがありますが、加入当時は生活のために断らずなんでもやりました。

 

               つづく

 

 

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